2017
16
Aug

スペイン

1ヶ月間ありがとう。ふたり旅、終わります。

 

 

前回の続き。
彼女が帰国する前日。僕らはスペイン・マドリードにいた。
1ヶ月ずっと一緒にいたからか、お互い離れることに実感がなかった。
だからいつも通り馬鹿なことやって、ふたりでケラケラ笑って過ごしてた。

 

 

 

 

わたし、明日帰るのかあー。実感ないなあ…。
あ!!家族や友達にお土産買ったけど、自分に何も買ってないや(゚д゚)

おお、確かに!!せっかく海外来たんだし、なんか欲しいかもなあー。
よし!今日はいろいろご馳走してもらったし、俺があーちゃんに買ったげる!!!

え!いいよ!こんちゃん旅中だし、そんな余裕ないでしょ!!

いいからいいから!何でも言って!任せとけって!がっはっは!!

 

 

 

この1ヶ月間、一緒にいた彼女にはたくさん気を遣わせちゃったからなあ。
「普段野菜食べてないでしょ!今日の夜ごはんはサラダです!!」
「日本からサプリメント持ってきたよ!こんちゃん旅中まともなもん食べてないから栄養補って!!」
「いいよ!これはわたしが食べたかったからわたしがお金出すの!財布しまって!!」

 

 

 


バックパッカーで節約が第一だから、健康面も金銭面も毎日すごく心配してくれてた。
だから、なにか思い出になるものくらい僕が買ってあげたい。

 

 

 


いろんなお店を見てまわって服やアクセサリーを見たけど、彼女が最終的に決めたのは駅内にある安いお土産屋さんだった。
こんちゃん!わたし、ここがいい!!ここの指輪買ってー((*゚∀゚)) 赤いリボンの指輪。値段はたったの1ユーロだった。
ここはスペイン。お洒落なお店なんてたくさんあるし、かわいいアクセサリーもいくらでもあったのに…。
彼女は、結局最後まで僕のことを心配してくれてた。

 

 

 

 

見てみてー!!こんちゃんに買ってもらっちゃったー!いいでしょ!ねえ!これかわいいでしょー!!! 1ユーロの指輪を付けて、はしゃぐ彼女。そんな姿が愛しくてたまらなかった。
お金がなくて申し訳ないこと、彼女が僕のことを最後まで気遣ってくれたこと、そんな彼女と明日には離れ離れになること。
たくさんの思いがごちゃごちゃになって、泣きそうになったけどグッと堪えた。

 

 

 

 

あーちゃん!海外で最後の晩餐だよ!何食べたい?せっかくだしお洒落なレストランでも行こうか!?

ううん!最後はこんちゃんの作ったカルボナーラが食べたい!こんちゃんのパスタ大好きなんだー!! 結果、最後の晩餐はパスタを作った。
気合い入れて作ったんだけど、味付けがいつものようにいかなくて失敗。痛恨のミス…。
それでも、彼女は「おいしい!やっぱり、おいしいね!!」って一生懸命食べてくれた。

 

 

 

 

ねえ、じゃあ俺もお願いしていい??
旅に出る前にもらった手作りのミサンガ、その内の1本がもう伸びきってボロボロになっちゃったからもう1本編んでほしい!泣

うんいいよ!すぐできるからね!!任せてー!!
ミサンガを編んでもらってる間、ふたりで去年行った波照間島の動画の鑑賞会をした。
懐かしいねー!海綺麗だねー!!って言い合いながら、僕は寝落ちしてしまった。

 

 

 

翌朝、起きると隣で彼女は寝てて僕の足にミサンガが巻いてあった。
僕が寝てる間に、編んでくれてた。
今日からまた僕たちは離れ離れ。
ひとりで朝から少し泣いた。

 

 

 

 

朝ごはんにサラダを作って、彼女を起こした。
こんちゃん、やっと実感わいてきたよ。
わたしたち、やっと会えたのにもうバイバイなの?もっと一緒に居たいよ。そう言って、彼女は泣いちゃってサラダも食べれなかった。
余ったサラダは宿主のおばあちゃんにあげた。

 

 

 

こんちゃん、涙が止まらないよ。ねえ、なんか悪口言って!そしたら止まるかも。

え、悪口…。うんこ!鼻くそボンバー!!

…なにそれ。笑

結局泣き止むことはなくて、僕もつられて泣いた。

 

 

 


空港へ行くために駅へ行って列車に乗った。ふたりともずっと泣いてた。
他愛のない話も、この旅のことも、これからのことも、何かを話そうとする度に涙が止まらなくなって、ひとりが泣くともうひとりも泣いた。
この繋いだ手を離したくないって心から思った。
列車は空港について、チェックインをして、どんどん搭乗時間が迫ってきた。

 

 

 

 

 

僕の旅は、”笑顔を撮ってチェキを贈る世界一周の旅”。
この1ヶ月間、今までのように人の笑顔撮ってなくて「彼女と遊んでただけじゃん!」って思う人がいるかもしれない。

でも僕は、大切な人の笑顔すら守れないやつが世界中の笑顔を撮るだなんて間違ってると思う。
理想や夢ばかり追いかけて、身近にいる大切な人の存在を忘れたくない。

 

 

 

 

 

1ヶ月前。
20歳になったばかりの彼女がドイツまでひとりで来てくれた。
初めての海外、英語も話せない、身体だって強くない。 そんな彼女がでかくて重いバックパックを背負って、泣きながら1万㎞離れた僕に会いに来てくれたんだ。

 

 

 

搭乗時間が迫る中、ありがとうの気持ちとごめんねの気持ちが入り混じりながら、僕はずっと思ってたことを彼女を抱きしめながら言った。
あーちゃん。
俺に会うために、こんなに遠い場所まで来てくれてありがとう。

 

 

 

毎日、俺の健康やお金に気を遣わせちゃってごめんね。
お金がないから、素敵なレストランなんて行けずに毎日自炊でごめん。

 

 



綺麗なホテルなんかじゃなくて、安い部屋ばかりでごめんね。

 

 

 

せっかく来てくれるから、
もっともっとあーちゃんにたくさんしてあげたいことあったんだ。

 

 

 

 

それなのに、力不足で…
何もしてあげれなかった。

 

 

 

本当に、いっぱいいっぱいごめんね。
泣きながら、何度も言葉をつっかえながら謝った。彼氏として、もっとしてあげたいことなんていくらでもあった。

 

 

 


ううん、そんなことないよ。
わたしは、こんちゃんといれて幸せだったよ。

 

 

 

 

こんちゃんがいるだけで、幸せだったんだよ。
本当にありがとう。大好きだよ。

 

 

 

 

ふたりで、声を出して大声で泣いた。周りの目なんて気にならなかった。
ただ泣いて、お互いを抱きしめて、離れたくなかった。

 

 

 

最後に泣きながらセルフを撮った。
この瞬間を、気持ちを忘れないように。
別れ際、泣きながら見えなくなるまで、お互いに手を振った。

 

1ヶ月間最高に楽しかったよ。
ありがとう。大好きだよ。


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