
AM5:00。
戦いの火蓋が切って下された。
バスに乗って、6時間かけてコンソから国境の町モヤレへ。昨日も紹介したけど、今回のエチオピア→ケニアへの国境越えにかなりびびってた。理由は…
・地球の歩き方に”絶対にこの国境は越えないでください”と記載。
・数年前に観光客が多数殺されている。
・国境越えてバスに乗っても、脳震盪レベルの悪路。
・去年そのバスに乗った日本人の席近くの窓ガラスが割られる。
・しかもそのバスはテロリスト集団に狙われていて、襲撃される可能性アリ。
・2日前に3人の共通の友達が陸路で行こうとしたところ、大規模なデモで引き返した。
………
…生きて日本に帰れるだろうか。
でも、今日は一人じゃない!!!!
前日に会った日本人3人の内、1人が僕と同じく陸路で国境越えをしようとしていた。
彼の名は”しんちゃん” 西回りで世界一周中!
徳島県三好市出身。僕は愛知県みよし市出身。
そう、同じ”みよし”生まれなのである!運命!!共に国境を越えよう!!!!笑
そして、しんちゃんの趣味はコスプレ。
荷物の半分をコスプレグッズが占めてて、世界中で変装してる(゚д゚)
カオナシ、ピッコロ、ツタンカーメン、進撃の巨人、馬、ガイモン…
(この人、人生楽しそう)
そんなしんちゃんと、ふたりでびびりながら国境を越えにやってきた。
アフリカを縦断するためには、ここを越えてケニアの首都ナイロビまで行かなくてはいけない。しかし予想に反して、エチオピアの出国審査、ケニアの入国審査は呆気なく終了。
あっという間に僕は20ヶ国目、ケニアに入国した(゚д゚)
いや、問題はここからだ…!!!!
ナイロビ行きのバスの時間を聞くと、どこのバス会社も翌日の14:00発。この危険な町モヤレでの一泊を余儀なくされてしまった。
ふたりで宿を探していると、怪しい現地のガイドが1件の宿を紹介してくれた。
写真は撮ってないけど、部屋はボロくて汚い。その上に部屋の鍵が脆くて、思いっきり蹴ったら強行突破されそうだった。
僕「この宿、ちょっとやばないすか?汗」
しんちゃん「だよね、僕も思った!治安が治安なだけに別の宿にする?」
僕「そしましょ!強盗とかされるのは避けたいす!!」
今日は何事も慎重に。”まあ、いっか!”が命取りになる気がする。 とりあえず、レストランへ入ってごはんを食べた。
エチオピアと違って、ケニアはご飯結構美味しい!!!!
そして、気づく。
しんちゃん「こんちゃん、見てあれ…」 レストランに鉄格子…。笑
そしてレジにも鉄格子。ここのレストラン以外にも、全てのレストラン、売店、宿、鉄格子が当たり前のようについてた。
そんなに治安悪いの…!?何が起きるの!!!!笑
僕「とりあえず、宿探しましょ!安全でまともな宿を!!」
僕らが宿を探していると、ひとりの少年と出会った。 聞くと、彼はこの町一番の高級ホテルの御曹司。
英語もぺらぺらでバイクも持ってるしTシャツはCalvin Klein。
彼のホテルは高すぎて泊まれないけど、「安くてオススメを教えてあげる!」とのこと。
良いやつそうだったけど、一応警戒しながらついていくと紹介されたのがこちら。
Miami Round About Lodge 500シリング(500円)
部屋は広いし、電気もあるし、扉はすっごい頑丈!!
御曹司にお礼を言って、宿はここに決定!!!!
オーナーも泊まってる人もすごいフレンドリーで良い人たちだった。みんなにケニアでの公用語、スワヒリ語を教えてもらった。
“こんにちは=ジャンボ!”らしい。なんかアフリカっぽい!!笑
その後も宿の近くを散策してみたけど、
特に怖い思いはせず、むしろみんなフレンドリーだった。
いろんな人に「この町は危なくないの?」って聞くと、みんな口を揃えて「ここより、ナイロビの方が危ない」って言う。
凶悪都市ナイロビ。モヤレの人が言うには…
・夜は外に出るな!殺されるぞ!
・荷物は少しのお金以外持つな!奪われるぞ!
・銃はみんな持ってない。でも、ナイフを持ってる!脅されるぞ!
もう、最悪じゃん…。
翌日PM14:00。
向かう先はそう、ケニアの首都ナイロビ。怖い…
ちなみにモヤレ→ナイロビの道路が脳震盪レベルの凸凹な悪路が3時間続くって聞いてたんだけど、
現在は新しい道路が出来てスーーーッって感じだった。笑
てな訳で、僕らの運が良いのか、
特に何も起きなかったし、道路も新しくなってたしで世界一過酷な国境越えではなかった。普通の国境越えでした、はい。 そして向かうはナイロビ。
殺されたくない!奪われたくない!脅されたくない!
頼むから何も起こらないでくれーーーっ!!!!!
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